志望動機は家庭環境以外で
医療業界は非常に広い世界で、その中で働く人たちの数も膨大です。
具体的な数字を挙げてみれば、医師なら約30万人、歯科医師でも約10万人、看護師は約130万人もの人が働いています。
他にも作業療法士や理学療法士、放射線技師を含めれば、その総数はさらに膨大になることでしょう。
このように医療関係者の数が多い業界なので、「家族が医療関係従事者だ」という人は多いです。
父親が医師をしているから自分も医師を目指すというケースや、看護師の世界でも母親が看護師をしているからというケースも非常に多いです。
そのため医療系を目指したきっかけや志望動機の中で家庭環境について語る人が多く見受けられます。
面接時に語る志望動機としては、家族の影響というのは非常に説得力がありますし、リアリティも感じさせることができます。
ただ、あまりにも多いので、出来れば避けておいたほうが良いかもしれません。
なぜなら面接官の中には、そうした動機を聞き飽きた人も一定数存在しているからです。
「またこのパターンか」とうんざりされてしまっては、マイナスでしかありません。
家族の職業を例に挙げる志望動機ではなく、個性的な自分だけの志望動機を用意していくと、相手に好印象を残すことが出来るはずです。
実際に家族の影響で医療の道を志したとしても、それはあくまでも最初のきっかけとしておいて、より深い志望動機を自分だけの経験の中から探し出してみましょう。